大変お待たせ致しました!
今回は【前編】手組ホイールの製作過程☆に引き続き、後編のリアホイール製作過程をご紹介します。
リアのスポークは、フリーと逆側の長さが異なります。
フリー側の方が長い
まずはフリー側からスポークを通します。最初は外から内に向かって、1穴飛ばしで通し、
次に内から外へ、残りの穴へ通します。
フリー側にスポークを通し終わったら、この時点でリムに組みます。
リアホイールは2:1の6本組といった組み方。
2:1はフリー側のスポーク(黄色)を2本クロスさせ、フリーと逆側のスポーク(赤色)をその2本の真ん中に来るようにする組み方。
6本組はフリー側のクロスするスポーク2本(黄色)の間を4本飛ばした、スポ―クの取り方。
大手ホイールメーカーで良く使われている組み方です。
6本組以外では、4本組、8本組・・・といったスポークの取り方があります。
フリー側の仮組みはこのような感じ。
そして、逆側のスポークを通し、ニップルで止めて行くと、リアの仮組みが完成。
後は振れ取り台に乗せ(お掃除が出来ていなくてすみません)振れを取って行きます。
こういった作業を経て、完成まで約2時間を掛けてホイールが組みあがります。
チャチャーン
TNIのリムは品質がいいので振れが取りやすく、重量が軽いです。それなのに、フロント、リア共に価格は1本5千円を切ります。
長年手組でホイールを組んできた谷村メカニックが好んで使っている理由がそこにあります。
手組ホイールのいい所は、自分にあったパーツやテンションの張り具合でオーダーメイド出来る所。
試乗用の手組ホイールもありますので、気になる方はぜひ一度試乗しにいらしてください(^^)